研究だけではない!大学院生の生活

私は大学時代から化粧品科学研究室に所属し、肌研究に取り組んでいます。日々の研究が、将来の化粧品開発や、新たなスキンケアの提案につながると期待しながら研究をしています。

突然ですが、大学院と聞くと、「研究しかしないのでは?」と思われるのではないでしょうか。実際に私もそう思ったうちの1人でした。しかし、実際は他研究室の仲間と共に授業を受け、大学よりも応用的な知識を習得します。例えば、「分析化学特論」では、専門的な分析技術の原理や利用例を学びました。また、大学院の授業では、自分で選んだ論文やテーマを皆に発表する機会が多くあり、アウトプットによって理解度を高め、発表スキルも磨くことができます。 授業の中には、「自分の研究に関係ない」、「苦手」と感じるものもありました。しかし、研究の発展には「自分が持つ引き出し」を増やすことも大切であるため、様々なことに興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢を心がけています。

(沼尻紗奈 2022年度 修士課程薬科学専攻2年)

健康生命薬科学科は、とても充実した学科だと思います。様々な分野の授業や実習があり、大学入学した時にはまだ自分のやりたいことがわからなかったとしても、授業を受けていく中で自分の興味のある分野を見つけ、卒業研究や就職活動に繋げられます。授業は座学だけではなく、実践型の授業もあり、とても興味をもって授業を受けることができました。また、薬学部のキャンパスは近くにスーパーやショッピングモールもあるのも魅力の一つです。大学生活の4年間で特に頑張った卒業研究では、座学や実習で身につけた技術を活かすことができました。実験を進めていく中で、思うように結果が出ず、実験について悩んでいた時、先生方が何度も相談に乗って下さり、アドバイスをいただき、友達と励まし合いながら卒業論文を書き上げることができました。私は現在、化粧品科学研究室に所属して、毛髪ダメージに関する研究を進めています。研究室はとても充実しており、先生方、先輩方もとても優しく、自分に無理のないペースで楽しく実験が出来ています。

(前薗詩織 2022年度 修士課程薬科学専攻1年)

健康生命薬科では、1,2年生で皮膚の機能や構造などの基本的な知識を身につけ、3年生では化粧品の開発など実践的なことを学ぶことができます。私は大学で化粧品について学ぶ中で、化粧品に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。そこで、私は化粧品科学研究室に入りたいという思いが強くなり、化粧品科学研究室を志望しました。研究室では、それぞれが異なる1つのテーマを持って研究しています。武庫川女子大学の健康生命薬科学科では3年生から研究室に配属されるため、同じテーマを研究する先輩の姿を見て、どのように研究するのかを学ぶことができます。私は研究室で植物由来エキスを化粧品に使用した際、細胞に対して毒性がないかなど、そのエキスの化粧品としての有用性を研究しています。最初は分からないことも多かったのですが、研究していく中で自分の研究に対してやりがいや楽しさを感じられるようになりました。

(橋本 凪 2022年度 健康生命薬科学科4年)