◆メンバー
スタッフ
准教授 仁木 洋子
助手 吉田 麗子
大学院生・学生
修士課程1年 1名
学部4年生 5名
学部3年生 3名
◆研究テーマ
新しい化粧品有効成分の探索研究
地域社会との関わりを重視した取り組みとして地元兵庫県の企業と連携した研究も実施しています。これまで産業活用が進んでいない植物から得た素材について、主に培養細胞を用いて美白やアンチエイジング効果の探索研究を行っています。
毛髪ダメージに関する研究
ハリ・ツヤやうねりなどの毛髪ダメージは幅広い年代で髪の悩みになっています。毛髪の特に熱、紫外線、ブリーチやパーマにによる酸化ダメージに着目し、評価法の確立や、ダメージを防ぐ毛髪アンチエイジング剤の評価について研究を進めています。
化粧品成分の皮膚浸透に関する研究
化粧品有効成分の有効性は皮膚への浸透性も大きく関与します。3次元皮膚モデルやヒト摘出皮膚を用いて化粧品成分の皮膚浸透について解析を行っています。
角層酵素に関する研究
角層では様々な酵素が恒常性維持のために機能しています。テープストリッピングで得た角層を用いて、紫外線などの酸化ストレスから皮膚細胞を守るカタラーゼなどの活性や化粧品素材との相互作用を研究しています。
◆外部発表 論文、学会・研究会・シンポジウムにおける主な発表
2024年度
<学会・研究会・シンポジウムにおける発表>
第84回分析化学討論会(5/18-19 京都工芸繊維大学)
〇宇田亮子1)、仁木洋子2)
1)奈良高等工業専門学校 2)武庫川女子大学薬学部
3次元皮膚構築モデルに浸透した光イオン化マラカイトグリーン含有リポソームの飛行時間型二
次イオン質量分析法による検出
ポスター発表
第8回幹細胞・細胞分化に関する合同リトリート(7/31-8/1 淡路夢舞台国際会議場)
〇仮屋瑠花、吉田麗子、仁木洋子
毛髪酸化ダメージのカルボニル化に対する塩基性アミノ酸の抑制効果
ポスター発表
〇大川瑞貴、〇片岡姫菜、大下真衣、久保瑞季、吉田麗子、仁木洋子
レモンエゴマ精油の抗酸化作用と酸化ストレスに対する表皮細胞内活性酸素種抑制効果
ポスター発表
〇神谷日菜、來山莉奈、花岡瞳、宮崎彩寧、久保瑞季、仁木洋子
角層カタラーゼ活性の年間変動および紫外線と界面活性剤による影響について
ポスター発表
〇中島香音、吉田麗子、仁木洋子
新規3次元培養皮膚モデルを用いた皮膚浸透の検討
ポスター発表
〇松田梨沙1)、前薗詩織1)、吉田萌生1)、小寺啓貴2)、勝間田祐貴2)、仁木洋子1)
1)武庫川女子大学薬学部、2)日本精化株式会社
ブリーチによる毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ‐ドコサラクトンの予防効果
ポスター発表
〇仁木洋子
メラニン色素の化学
一般口演
第13回細胞再生医療研究会学術集会(9/7 甲南大学)
〇中島 香音1)、吉田 麗子1)、七里 博章2)、李 亜玲2)、手塚 克成2)、仁木 洋子1)
1)武庫川女子大学薬学部、2)株式会社アンズコーポレーション スキンサイエンス研究室
新規3次元培養皮膚モデルを用いた皮膚浸透の検討
ポスター発表 若手研究者優秀賞
第74回薬学会関西支部会(10/5 武庫川女子大学)
大川瑞貴、◯片岡姫菜、大下真衣、吉田麗子、仁木洋子
レモンエゴマ精油の抗酸化作用と酸化ストレスに対する表皮細胞内活性酸素種抑制効果
ポスター発表
◯仮屋瑠花、吉田麗子、仁木洋子
毛髪酸化ダメージのカルボニル化に対するアミノ酸の抑制効果
ポスター発表
◯神谷日菜、來山莉奈、花岡 瞳、宮崎彩寧、吉田麗子、仁木洋子
ポスター発表
角層カタラーゼ活性の年間変動と紫外線照射による直接的な影響について
◯松田梨沙1)、吉田麗子1)、小寺啓貴2)、勝間田祐貴2) 、仁木洋子1)
1) 武庫川女大薬 2)日本精化株式会社香粧品研究開発部
パーマ処理による毛髪のカルボニル化に対するγ-ドコサラクトンの予防効果
ポスター発表
〇中島香音1)、吉田麗子1) 、七里博章2) 、李 亜玲2) 、手塚克成2) 、仁木洋子1)
1) 武庫川女子大学 2)株式会社アンズコーポレーション スキンサイエンス研
3 次元培養皮膚モデルを用いた皮膚透過性評価の検討
ポスター発表
2023年度
<学会・研究会・シンポジウムにおける発表>
第7回幹細胞・細胞分化に関する合同リトリート(7/31-8/1 淡路夢舞台国際会議場)
〇古市英里佳、久保瑞季、仁木洋子
SIRC-STE法による精油の眼刺激性試験~細胞生存率と抗酸化能の相関
ポスター発表
〇前薗詩織1)、吉田萌生1)、小寺啓貴2)、勝間田祐貴2)、仁木洋子1)
1) 武庫川女子大学薬学部 2) 日本精化株式会社
熱処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ‐ドコサラクトンの抑制効果
ポスター発表
〇仁木洋子
メラニン色素の化学 ーメラニンの質を分析するー
一般口演
第61回日本油化学会年会(9/7-9 高知)
〇戸田菜月1)、小林瑞貴1)、小野内裕美1)、栗原浩司1)、小寺啓貴1)、清水透1)、仁木洋子2)、大橋幸浩1)
1) 日本精化株式会社 2) 武庫川女子大学薬学部
リゾフォスファチジン酸アルミニウム塩は表皮バリア機能改善効果を維持しつつTRPV1誘発性感覚刺激を抑制する
ポスター発表
第73回日本薬学会関西支部会(10/14 神戸学院大学)
〇古市英里佳、久保瑞季、仁木洋子
SIRC-STE法による精油の眼刺激性試験~細胞生存率と抗酸化能の相関
ポスター発表
第1回日本化粧品技術者会学術大会(12/5-7 大宮)
〇前薗詩織1)、吉田萌生1)、小寺啓貴2)、勝間田祐貴2)、仁木洋子1)
1) 武庫川女子大学薬学部 2) 日本精化株式会社
熱処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ‐ドコサラクトンの抑制効果
ポスター発表
武庫川女子大学バイオサイエンス研究所研究成果発表会(3/15 武庫川女子大)
〇仁木洋子
ブリーチ処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ-ドコサラクトンの抑制効果
日本薬学会144年会(3/28-31 横浜)
〇中尾彩香1)、江副紅1)、仁木洋子2)
1) 株式会社アルボース 2) 武庫川女子大学薬学部
消毒成分塩化ベンザルコニウムに対するポリオキシエチレンラノリンによる皮膚刺激緩和効果
ポスター発表
<論文>
池端美和、藤井規代、仁木洋子、三浦健
ウェルビーイング教育と地域医療教育から構成されるアロマテラピー教育プログラムの実践
武庫川女子大学 学校教育センター紀要 第9号 71-82(2024)
2022年度
<学会・研究会・シンポジウムにおける発表>
第141回日本薬理学会近畿部会(7/1 オンライン開催)
仁木洋子 〇足立直子、深田正紀、深田優子、錦織千佳子、齋藤尚亮、上山健彦
チロシナーゼのパルミトイル化修飾によるメラニン合成制御機構
第72回日本薬学会関西支部会(10/8 大阪)
〇佐藤帆ノ香、吉田萌生、小寺啓貴、勝間田祐貴、仁木洋子
熱処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ‐ドコサラクトンの抑制効果
ポスター発表
第6回幹細胞・細胞分化に関する合同リトリート(1/10-11 淡路夢舞台国際会議場)
〇前薗詩織、吉田萌生、佐藤帆ノ香、小寺啓貴、勝間田祐貴、仁木洋子
ブリーチ処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ-ドコサラクトンの抑制効果
ポスター発表
〇仁木洋子
チロシナーゼの翻訳後修飾によるメラニン生成制御
一般口演
武庫川女子大学バイオサイエンス研究所研究成果発表会(3/16 武庫川女子大)
〇仁木洋子
チロシナーゼのパルミトイル化によるメラニン生成制御
日本薬学会143年会(3/25-28 札幌)
〇前薗詩織、吉田萌生、佐藤帆ノ香、小寺啓貴、勝間田祐貴、仁木洋子
ブリーチ処理による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ-ドコサラクトンの抑制効果
ポスター発表
〇佐藤帆ノ香、吉田萌生、前薗詩織、小寺啓貴、勝間田祐貴、仁木洋子
熱処理による毛髪のエイジングとγ-ドコサラクトンによる抑制効果
ポスター発表
<招待講演>
第31回日本色素細胞学会(11/12-13 東京)
仁木洋子
チロシナーゼの翻訳後修飾とメラニン生成の制御
<論文>
Niki Y, Adachi N, Fukata M, Fukata Y, Oku S, Makino-Okamura C, Takeuchi S, Wakamatsu K, Ito S, Declercq L, Yarosh DB, Mammone T, Nishigori C, Saito N, Ueyama T. S-Palmitoylation of Tyrosinase at Cysteine500 Regulates Melanogenesis. J Invest Dermatol. 2023 143(2):317-327.e6. doi: 10.1016/j.jid.2022.08.040.
萩原穂香、木部龍太、原和暢、小林甫、塩谷俊介、仁木洋子、平尾哲二
カミソリ剃毛の皮膚バリア機能に及ぼす影響
日本香粧品学会誌 46(4) 341-346 (2022).
2021年度
<学会・研究会・シンポジウムにおける発表>
IFSCC 2021 メキシコ大会(10/18-28 オンライン開催)
〇Yoko Niki, Hiromi Onouchi, Hiroki Kotera, Yukihiro Ohashi
Phosphatidylinositol-rich liposomes prevent oxidative stress induced by diesel particulate matter through suppression of activation of aryl hydrocarbon receptor (AhR)
武庫川女子大学バイオサイエンス研究所研究成果発表会(3/3 オンライン開催)
〇仁木洋子、吉田萌生、前薗詩織
酸化ダメージによる毛髪タンパク質のカルボニル化と化粧品素材による抑制効果
日本薬学会142年会(2022/3/25-28 オンライン開催)
〇川崎朝未、山本明日香、吉田萌生、仁木洋子、平尾哲二
角層アミノペプチダーゼ活性を阻害する外部要因
〇前薗詩織、吉田萌生、小寺啓貴、勝間田祐貴、仁木洋子
紫外線B波による毛髪タンパク質のカルボニル化に対するγ-ドコサラクトンの抑制効果
2020年度
<学会・研究会・シンポジウムにおける発表>
IFSCC 2020 横浜大会(10/21 オンライン開催)
Yoko Niki, Karin Endo, Hiromi Onouchi, Kazuhiro Iwasaki, Hiroki Kotera, Yukihiro Ohashi, Hitoshi Masaki
The suppressive effects of phosphatidylinositol-rich liposomes on unknown influence of Blue Lights on deterioration of skin moisturizing function -Focus on oxidative damage of mitochondria-
武庫川女子大学バイオサイエンス研究所研究成果発表会(3/1 武庫川女子大)
〇仁木洋子、吉田萌生
熱及び紫外線による毛髪のカルボニル化
<論文>
Endo K, Niki Y, Ohashi Y, Masaki H
Tranexamic Acid Improves the Disrupted Formation of Collagen and Fibrillin-1 Fibers Produced by Fibroblasts Respectively Irradiated with UVA. Biological and Pharmaceutical Bulletin. 2021 2:122-125.
遠藤香凛、仁木洋子、小寺啓貴
紫外線、ブルーライト、近赤外線照射による色素班形成の可能性とホスファチジルイノシトール高配合リポソームの抑制効果
フレグランスジャーナル7月号